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2話です。早々に侑市(松岡昌宏)は尚(戸田恵梨香)を呼び出し、脳のCTを見せ、物忘れの検査を…。しかし人を忘れたり買い物がだぶったりしてない?ってきかれて、思い当たることはないって否定してる時点で自分でもじゅうぶんわかってますよね。尚。侑市の、ちょっとでも早く対処すれば進行を遅らせられるかも、っていう切ない思いがねー。
そしてその裏で真司(ムロツヨシ)に会いに行って、不釣り合いだなんだと言う尚の母(草刈民代)。…ただの仲良し親子だったし、お母さん自身も医師で特に職業コンプレックスとかあるような描き方じゃなかったのに、そこまでやるのはなんだか突然に感じました。
娘さんが押しかけてきたんだから説得するのは俺じゃない、って突っぱねる真司、それでもブチ切れたりせず、土下座して金を渡して、別れてくれと懇願する尚の母。まああれか、コンプレックスとかじゃなく単なる…単なるというか、シンプルに母の愛…。女手ひとつで育てた娘、より幸せになってほしいと思うのは当然ですね。そりゃぼろアパート住まいのよくわからない小説家もどきより、エリート医師のほうが頼もしいですもんね。
その後、なんとなく窓を掃除する真司…。ぼろくて汚い部屋を気にしたんですかね…。いい心理描写だ!(後で会話のなかで触れてましたが。尚の母が押し付けた札束の封筒を眺めてたらなんとなく拭きたくなった、拭いてたら尚と一緒にいたいという気持ちがわいてきた、とか。)
そのうちアルツハイマーになってお母さんの顔もわからなくなる、と母親に打ち明けた尚。忘れたくないことも知らないうちに忘れてしまう、自分でも忘れたことさえわからなくなる、って想像しただけでもこわいです。
そして真司に別れを告げる尚。「やっぱり予定通り結婚しようと思うの。目が覚めたの。わたしのしあわせはあなたといることじゃないって」
…で、それが嘘だったってちょっと後にはすぐ知ることになるっていうのがねえ!よくできてますよ。ちょっとできすぎですよ。引っ越しのときに水漏れしたお宅の奥様が教えてくれるというね。結婚やめたんですってフフ、みたいな。
病気を告知されて苦しむ尚、突然別れを告げられて悩む真司…お互い連絡したいけどできないこの感じ!ただの甘酸っぱい話じゃないのがいっそ残念です。
でもほんとうにわけがわからなくなって視界が歪んで?こわくなったら真司を呼べたんですよ…。よかった…。それで病気のことも言って、両想いでほのぼのしたんですけど、まあまだ2話ですからね、ほっこりするのはここまでなんじゃないのって感じですよね。
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