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ドラマ『ブランケット・キャッツ』7話あらすじ&感想!(終)

こんばんは、町田です。7話、最終話!物足りないくらい短かったですね…。しかし、いいドラマでしたほんとに。

 

あらすじ

最終話「さよならのブランケット・キャット」。

クロを預かったたえ子(富田靖子)がガンを患い、自殺を考えているかもしれないと悟った俊亮(西島秀俊)は、美咲(吉瀬美智子)とともにたえ子を探しに行く。その頃、たえ子は、離婚した母親に会いたいという小学生の兄妹の願いを叶えようと、必死で子どもたちの母親の家を探していた。しかし、その最中にクロがいなくなってしまう。さらに、たえ子は、勤めていた会社の金を持ち去っていたことが発覚するのだが…。

1:お母さんに会いたい

クロを連れたたえ子(富田靖子)が自殺するつもりかもしれないと焦っている椎名(西島秀俊)。

一方たえ子の勤める永島文具では、大金がなくなっていることが発覚していた。

たえ子は、偶然出会った兄妹と旅館にいる。兄のサトルと妹のエミは父親に内緒で、離婚してずっと会っていない母親に会うために家を出て、千葉を目指していた。(エミちゃんが用意している、お母さんの誕生日に渡せなかったというおてつだいけんとまっさーじけん…。お兄ちゃんは、そんなの喜ばないよ、って複雑そうです。会いに来てくれないってことからいろいろ考えてしまってるんだろうなー。)

 

住所もわからずに母親を探す兄妹のため、千葉へ来たたえ子。(手がかりは近くに赤い橋がある、ということだけ…。)クロの具合が悪そうなことに気づき、椎名家具製作所に連絡をしようとして、着信は椎名からのものだったと気づく。

電話に出た椎名は、クロには持病があるので薬を持っていくと話す。たえ子は近くの病院でもらうと言って断ろうとするが、椎名はそれを押し切って、居場所を聞き出した。美咲(吉瀬美智子)とともに車に乗り込む。

 

たえ子が目を離したすきに、サトルがクロを隠してしまう。そこへ椎名と美咲も到着した。たえ子がサトルを問いただすが、置いてきた場所にペットキャリーはない。全員で探すとようやくクロの鳴き声がして、無事に見つかった。

クロがいなくなればクロを探さないといけない。だから、お母さんのところへ行かなくてもすむと思った、とサトルが言う。お母さんには新しい家族がいるから、会いに行けない…。

 

謝り、薬を飲ませてあげて、と言うたえ子に椎名が差し出したのは、たえ子のピルケースの入ったきんちゃく袋。クロの病気は嘘だった。

2:帰ろう

エミが、椎名のことをクロのお父さんみたいだと言う。

椎名は、お父さんではないがクロがとても大事だから、いなくなって心配した、エミちゃんのお父さんもきっと心配してる、と話して聞かせる。(椎名は仏頂面ですけど、優しいんです。)

兄妹は家に帰ることを決めた。いいの、お母さんに会いたいんでしょ、と言うたえ子。

「エミね、おかあさんにばいばいって、言おうとおもったの。もう会えないから、ばいばいって」

椎名は、言わなくていい、いつかきっと会えるから、と言った。

 

たえ子は椎名たちに、子どもたちを連れて帰るよう頼んだ。椎名と美咲がとにかく病院に行くようにと言うが、たえ子は拒み、黙って車に乗って行ってしまう。「さよなら」椎名がそれを追いかける。

3:なんのために

 

椎名はたえ子の車を追って、入り江に着いた。車内には姿がない。探すと、海に入っていくたえ子の姿が――。

走る椎名の脳裏には、妻の姿があった。

“クロを迎えに行ってきます”というメモの残されていた日。

その日、妻は事故に…。

 

「死ぬな!」海に入る椎名。やっと追いつき、たえ子を捕まえる。

どうして死なせてくれないの、もうやだよ、耐えるだけの人生なんて、なんのために生きなきゃいけないの。たえ子が叫ぶ言葉に、椎名が応える。「誰かのためだ、あんたが死んだらずっと後悔する、誰かのために」

 

美咲が警察に預けた子どもたちのもとへ、両親が迎えに来た。父親も、義理の母親も、無事でいたふたりを見て涙を流した。

 

たえ子は、自分が死んでも後悔する人などいないと言う。人はひとりで生き、死んでいく。だから自分のために死んだっていい、と。

椎名は、たえ子が兄妹のことを大切に想ったように、たえ子のことを想う人もいる、人はひとりでは生きてない、と話した。後で気づいても、取り返しのつかないこともある。

 

そこへ永島文具の社長夫婦がやってきた。たえ子を心配していたのだ。自分たちが頼りなかったから、信用できなかったから、だからたえ子はひとりで苦しんだのだろうと悲しそうにしている。

たえ子は否定する。会社の金を盗ったことを詫び、土下座した。

社長は、病院行こう、と声をかける。元気になって、働いて、使った金返してくれ。(社長…!)

4:生きる 

病院のベッドにいるたえ子のもとへ、エミから手紙が届く。はやくげんきになってね。クロの絵が描かれた、おてつだいけんも。

たえ子は手紙をそっと抱きしめる。ベッドサイドから手帳を取り、死ぬまでにやりたい10のこと、10を書き足した。

“生きる”。

(病室は静かで、ふんわり光ってるようで、たえ子さんは穏やかに笑っていました。よかった…。)

 

椎名家具製作所へ、再び昔の同僚が現れる。会社に戻るよう誘いに来たのだが、椎名は断る。戻らず、前に進みたい、と言った。修理を頼まれていた家具に触れながら、傷があっても生き返ることはできる、傷は傷でいいんだ、と微笑んでいた。

入れ替わりに美咲が来て、椎名は礼を言う。「今度メシ行くか」満面の笑みで美咲が帰ろうとすると、外から楓(島崎遥香)の絶叫が。誰か育てて下さい、と書かれた段ボールいっぱい、生まれたてのような子猫……。

感想

さびしいとかかなしいとかを耐えてきたみんなが出会って、いろいろ気づいて、きちんと前へ踏み出した最終話でした!

サトルくんとエミちゃんはお母さんに会いたい気持ちを、たえ子さんはさびしさや不安を、椎名も後悔を、自分の中にそれがあることを受け入れて、その上で前に進むことができたんじゃないかと。

よかった…。

常に目線がやさしくていいドラマでした。

 

退院したらたえ子さんがクロを迎えに来るって椎名が言ってて、それもよかったなあ。エミちゃんからのでっかい字の手紙も。

 

椎名と美咲はくっつきそうに見えてケンカばっかりでしたが、今度メシ行くか、ごちそうするから、っていう、それが小さな一歩でしたねー!行きたい店とか食べたいものとか調べとけ、ってねえ、不器用っぽくてよかったんじゃないでしょうか。

続編も作ればできそうですが…、やらないかなあ。まわりの人たちのその後とかちょっと見たいです。