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藁の楯/とりあえず菜々子防弾チョッキ着て

こんにちは、町田です。『藁の楯』(2013年)という映画をみました!藤原竜也嫌いになりそう!

大沢たかお&松嶋菜々子のバディものかな?ってパッケージですね。宣伝なんかのイメージでは藤原竜也の顔がばーん!と載ってるものと思っていましたが、よーく見ると後ろにうっすら載ってる程度。微妙に合ってない気がします。

 

あらすじ

清丸国秀という男の命に懸けられた懸賞金、10億円。

清丸は財界の大物の孫娘を殺害した容疑者で、数年前にも幼女を殺害、仮出所したばかりだった。懸賞金のせいで福岡の潜伏先でも殺されかけ、ついに出頭した清丸を警視庁に移送するため、SPの銘苅(めかり)を中心とする5人の精鋭が集められた――。

感想と言うかつっこみどころ

ネタバレしながらつっこんでいくので、映画を観てない方、これから観るかもしれない方はご注意ください!

キャスト別気になったところ

松嶋菜々子

とりあえず気の強そうなショートカットの松嶋菜々子ってだけでもう何があってもオッケーなのでは?って最初思いましたが、そうではなかったです…!

菜々子は大沢たかおの相棒で、凛々しくてすごい強いんですけど後半ミスるミスる。そして死んでしまいます。

いや、だめじゃん。せっかくかっこよかったのにだめじゃん。

誰かいる、あそこ、ほら、って藤原竜也に言われただけでそっち向いて目を凝らしちゃって逃げられるとか絶対だめ。あとその後もちょっとの隙に殴られて倒されて銃奪われて撃たれるとか絶対だめ。警護のプロ油断しすぎ。清丸殺したいけど仕事だからやらない、こいつ殺して10億円もらうなんてプライドが許さない、って人だったはずなのにプロどこいった。

若い刑事

若い刑事さんはよかった。最初若さゆえにキレてくるし鬱陶しいんですけど、カーアクション!トラック炎上!の場面では急にかっこよくなりました。爆発を背負ってた。永山絢斗さんだそうです。見たことある名前だと思ったら瑛太の弟!かつ満島ひかりと熱愛がどうのって報道の人!へー。

福岡県警

伊武雅刀。ジェットストリーム。護送チーム5人のうちのひとりで、福岡県警の人を演じてました。SPふたり、警視庁の刑事ふたり、と伊武さんという面子でしたが、警視庁の人たちに混ぜられた地方のちょっと人情のある刑事さんという役どころ、ぴったりでした。

あと、清丸を殺しに来た人が清丸を出せェェェ!って半ば錯乱してたとき、伊武さんが撃たなくちゃいけなかったんですけど、やっぱちょっと撃つのにためらいがあるのか、慣れてないのか、って感じもね、出てましたね。実弾を撃つ機会もないしそもそも普段銃の練習とか大してしてないんですよきっと。

だから錯乱した人が女の子をガッと捕まえて人質にしたとき、伊武さんがその女の子殺しちゃう流れかと思いました。こわかった。ちゃんと錯乱した人に当たってました、まあそこで伊武さんは護送チームから脱落、連れていかれちゃったんですけど…。最初は説得しようとしてただけに落ち込むでしょうね。なんとも言えないシーンでした。

原田龍二?

あれっ、いま悪者丸出しで襲ってきた人たちのなかに原田龍二が…!?と思ったんですけど、一瞬だったしキャストにも名前がなさそうだったし、で調べました。Yahoo!知恵袋でのやりとりによると弟さん、本宮泰風さんだったそうです。似てました。

山崎努

いつもうっすら緒方拳さんとごっちゃになっててすみません。清丸に懸賞金を懸けた大物を山崎努さんが演じてました。孫をむごいやり方で殺害されて、犯人に莫大な懸賞金を懸けるというマンガみたいな登場人物でしたが、説得力あった。コワモテだけど愛情深いじーじっぽさ出てました。

ただ最後の場面、なんですんなり現れることができたか謎でしたけど。あと自分の手でやりたいのはわかるけど自分のお付きの者に殺させたらいいじゃん!とも。そのへんは話の展開の微妙さですね。山崎努自体はね、よかった。

 

演出とか、セットとか

カーアクション

護送車とそのまわりを守っているパトカー、そこにトラックが突っ込んできてガーン!ドガーン!って場面がありました。めちゃくちゃにやられていくパトカー…、けっこうな台数が、押され、ぶつかり、潰れ、壊れ…。そこで思いましたね。お金かかってるなあ!と。

日本の映画にカーアクション的なものの印象がまったくなかったので、けっこう衝撃でした。

新幹線

飛行機は無理(整備士が細工していたことが発覚)、車も無理(場所が特定されてしまった)、となってじゃあ新幹線で送っていこう、という展開。

なんか見慣れない新幹線だな?と思ったら台湾ロケだったらしいです。まさかの海外!

新幹線内では、電光掲示板がずっと〈次は岡山〉になってて、普通はもっとニュースが流れたり、次は岡山だって知らせるにしてもネクストストップイズ…的な英語が流れたりしますよね。それが、〈次は岡山〉のまま微動だにしない。あーセットだなと。『LIFE!』のプラス車掌さえ頭をよぎりました。

細かいけどどうしても気になった 

マイクロチップでかすぎ問題。場所が特定されるのは結局仲間の裏切りで、岸谷五朗が腕にチップを埋め込んでいた…!という展開でした。それが発覚して腕を見せろ!出せ!ってなって抉り出されるチップ…で、でかい。よく入れたな。支障あるわ。

あととりあえず防弾チョッキ着ようよ。タイトルでも書きましたけどほんとこれ。それだけで救われたはずの命…。大沢たかおは最初着てて助かったのに、若い刑事も菜々子も着てなかったからあんなことに。着てても頭撃たれればそりゃ終わりだけど、あのふたりはなんで着てなかったのか?全然わかりませんでした。着ようよ。

まとめ

看守も看護師も機動隊員も狙ってくるし罠に次ぐ罠!っていう感じ、わりとおもしろかったです。あとこの、倫理観を問う、みたいな、屑でも守るべきですか?っていう部分も。これがメインテーマなんでしょうね。もういいよ殺させてあげてよ…って思っちゃいましたけど…清丸がアレすぎて。藤原竜也の演技がハマってたってことですかね。かなり鬱陶しかったです。

彼が笑ってるときにけっこう歯が凶悪なのかな?と思ったものの後から全然思い出せず、「藤原竜也 歯」で検索したら歯並びがどうのっていう記事がいっぱい出てきました。気になる人も多いみたいです、普通にしてたらそこまで気にならないと思うけど。悪役やるなら歯も持ち味説。

 

“キヨマルサイト”という語感の妙。藤原竜也を追うための、現在地を示すサイトなんですが、キヨマルサイトっていうシンプルな呼び方すごいおもしろみがあった。

 

死んだ人間は喜ばない、ということば。これ、愛する人を失った復讐のために何かしようとしてる犯人に、刑事さんがよく言うやつですね。あるあるなんだけど、この作品でのやりとりはけっこうよかった。死んだ人間はなにもできない、喜んだりできない、っていう山崎努の淡々とした答え。わたしけっこう山崎努すきなのね。

あとわたしはこの手のやりとりを見ると『東京BABYLON』という漫画を思い出します。霊媒師みたいな主人公が、娘を殺されたお母さんをなだめるべく復讐しても娘さんは喜びませんよ!って娘さんの霊(お母さん?には見えない)を呼び出すんだけど、娘はお母さんあいつを殺して、許せない、って言ってる…という話。あれはすごかった。衝撃でした。

↑完結って書いてますけどわたしは知ってる、CLAMP作品は完結なんてしない…!

 

話が逸れましたが、細かいとことか演技とか気にしなければ、ノンストップアクション!っていう風にもたのしめるのかな~という作品でした。あ、今回の推しメンは伊武さんです。おわり。

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